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海へ


引越ししてから、週末、海へいくことが多くなった。
娘たちが成長したのに合わせて、これまで家の中で温めていた好奇心を解き放つように、あたたかな季節に誘われて、少し遠くへでかけてみたくなったのだ。週末、天気がよければ、思い立ってぶらりと海へ。
三浦半島をぐるりと巡って、夫と私、ふたりの娘、家族全員が楽しめるお気に入りを探すこと2ヶ月余り。鮮やかなグリーンの向こうに広がる青い海があるお気に入りの場所が見つかった。


海巡りの最初は、あるワークショップに参加したのがきっかけ。
豊な想像力と遊び心があって、そしてとびきりセンスで、わが家の工作のお手本にしているnoninokoさん(『はじめてのこうさくあそび』は、もはや教科書になっているくらい)。そんなnoninokoさんが主宰する“ぞうのとけい”のワークショップに、上の娘が参加できることになったのは、飛び上がるほどうれしい出来事だった。
ワークショップが行われるのは、noninokoさんが生活の場としている葉山。都心から、海と山が身近にある地へ移っての暮らし。土に近い暮らしをしたいと考えている私たち家族にとっては、noninokoさん一家の暮らしは理想的。noninokoさんのいろいろなことに興味があって、ワークショップが行われる日を、ずっと前から心待ちにしていた。





4月4日。

春とは言え、まだまだ寒さが残る頃。会場となる森戸神社は、小さいながらも趣のある神社。境内を一回りした後は、神社の一角にある一色会館へ。古い木造の建物の素晴らしい意匠に、まずは目を奪われた。
小さな机で、受付を取り仕切っているこども達に案内されて、座布団に座る。建物の古さと静けさが、あたりを落ち着いた空気で満たしていた。ほどなくして、今回のワークショップ『ひゃっぽのたび』が始まった。

まずは、海でひろった木片やガラス、貝殻、松ぼっくりなど、手で触ってみて、みんなで“なにを感じるか?”を話し合うことから。空想を得意とするこどもであっても、すでに現実がそれを奪い去っているようで、ひとつのものから物語を紡ぎだしていくことが難しいことを目のあたりにした(単に戸惑っていたのもあるのだけど)。
そのなかで、無垢なこどものような想像をできるおおくぼさん。わが家の空想家の上の娘もこういう風に成長してくれたら、素敵だなと強く思った(でも、私がせっかちだから無理だろうな・・・)。

次は、いよいよ『ひゃっぽのたび』へ。靴を履いて、神社の中を10歩づつ歩いて、そこで見つけたものを拾う。100歩になったら、おしまいのたび。上の娘が数えながら歩いていく横を、やさしくサポートしてくれたノノちゃん(想像していた通りの、noninokoのノノちゃんに何だかうれしくなった)。『ひゃっぽのたび』を終え、どのこもたくさんのお土産をかかえて、一色会館に戻った。





さて、お楽しみの工作は・・・という段階で、下の娘が海に行くといって聞かないので、あとは夫にお任せして、後ろ髪を引かれつつ、下の娘と一色海岸へ。
ひと遊びしたころ、ワークショップを終えた夫と上の娘と合流。冷たい風が吹くなかを、娘ふたりはそれはそれは楽しそうに、水遊びをしていた。
素敵なボール紙に包まれたモビール。帰って組み立ててみると、意外なことに、とてもシンプルで抽象的な形。上の娘に話しを聞くと、『ひゃっぽのたび』で持ち帰ったものを、色紙で表現しているのだそう。赤はまつぼっくり、緑は葉っぱ、黄色はビービー弾というように。なるほどなるほど。
なんでも具象化してしまうのがいいというわけではない。象徴の中にこそ、空想の世界が広がっているのだ、noninokoさんの手がける作品を思い出しながら、そう感じた。


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4月10日。

八景島の水族館へ行くつもりが、急に気分が変わって、海の公園で海遊びをすることに。
行ったその日が、たまたま干潮で、砂浜には潮干狩りをする人でいっぱい!たまたま車に積んでいたお砂場セットで、娘たち、初の潮干狩り。砂を手ですくうと、たくさんのアサリにびっくり。すぐにバケツがいっぱいなるほど。ひとり2キロまでと制限があるようだけど、有り余るアサリは潮干狩りし甲斐があって、とても楽しかった。
潮干狩りの後は、なぜか股の下からこちらを見ながら大笑いする姉妹。楽しそうでなにより。




たくさんの獲れたアサリは、まずはボンゴレスパゲティーに。まだまだたくさんあるので、水煮にして、身とスープに分けて保存。殻から身を年出す作業は、お仕事好きな下の娘が大活躍。小さな身ばかりだったけど、食べ応えのあるアサリだった。来年の潮干狩りが楽しみなった。



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4月24日。

そろそろ、ひしこいわしが市場にでる頃かしら?と思い、三浦の市場へ。たくさんのひしこいわしは、毎年恒例の春の手仕事であるアンチョビ作りのため。残念ながら、この日ひしこいわしの水揚げはなかったけれど、市場を覗くのは楽しい。小さめのさばが5匹で100円で売られていたりして、見て、買って、楽しい市場気分を満喫。おいしいまぐろ丼も食べて、お腹も満足。
市場の横のヨットハーバーから、海をのぞくと、ふんわり浮かぶクラゲ。「ぽにょにでていた!」と、娘ふたりは大喜びしていた。

市場をあとに、車を海岸線に走らせながら、久里浜に住んでいる姉のところへ。家の前に生えていたというアシタバや、三浦の野菜をお土産にたくさんもらう。娘たちはアシタバ食べないのでは?と思いながら、天ぷらにすると、衣のぱりぱりとした食感と、くせのない味で、「あしたば、おいしい!」とむしゃむしゃ食べていた。




次の日、下の娘をお教室に送ったあと、5匹買ったさばの3匹を3枚におろして、塩をふって、軽く天日干し。
さばを下ろすのは、上の娘に贈った日本橋・木屋のこども用包丁。こども用といっても、刃と握り手の大きさがこどもサイズであって、切れ味は大人と同じ。家にある包丁で、一番よく切れるから、魚をおろすときなどには、ちょくちょく拝借しているもの。
この包丁を選んだ理由は、こども用だからといって、安全のために、切れない包丁では意味がないし、最初から“本物”を使ってほしかったから。大きくなったら、果物ナイフとて使えるから、ずっと使えるものだと思うから。
さばを干している間、うららかな春の日差しが入り込む部屋で、久しぶりのお仕事。引越しの荷物は、だいぶ片付いてきたと思っていたけど、カタログはまだダンボールの中だった。ひっぱりだしてきて、つかの間のお仕事タイム。


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4月29日。

以前の職場から、ディスプレイ替えの手伝いのお誘いがあり、休みの夫にこどもたちのお世話をお願いして、銀座まで。久しぶりの銀座だあ〜!と喜び勇んででかけるものの、昼食で外へでる以外は、建物の中。黙々とした作業だけど、子育て以外のことをするのは、楽しい!声をかけてくれたことに感謝。
帰りに、娘たちにお土産をかって帰ろうと、たちばなに寄るもののお休み。老舗のお店の多くが日曜・祝日が休みだったことを忘れていた。たちばなのかりとう、食べたかったなあ・・・。

お留守番のこどもたちは、夫と一緒に、海で釣りとバーベキューをする予定で、久里浜の姉家族のところへ。お土産に、海でサザエと、ヒジキを獲ってきてくれた!
サザエは、つぼ焼きにして、おいしくいただく。ヒジキは、洗って天日干しすると、本当に黒いヒジキになって、ちょっと感動。乾燥させる前のヒジキを湯がいて、醤油を漬けて食べるのは、プチプチとした食感でおいしかった。

そして、この週も手に入らないひしこいわし。去年作った最後のアンチョビは、春キャベツのパスタに。早く、ひしこいわし手に入らないかなあ。




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5月9日。

水族館にいきたいというこどもたちのリクエストで、油壺マリンパークへ。
小学生以来のマリンパーク(横浜市民の小学生は遠足で必ず行くから)は、寂れた雰囲気は否めないけど、小さいこどもが遊ぶにはちょうどいい大きさ。ひとなつっこいイルカがとてもかわいかった。

上の娘と正反対で、髪の毛が薄く、伸びるのが遅い下の娘。生れてからずっと、手も加えずにそのままにしていたら、襟足の髪だけが伸びて、なんだかとっても古いヤンキーカット(?)みたいな髪型になってしまった(笑)。次の週に、あごのラインでチョッキン!



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ずっと気になっていた横須賀美術館。
とても魅力的なイベントやワークショップを開催していて、娘たちが大きくなったら、行ってみたいと思って、ずっと心の中で温めていたところ。
三浦半島巡りで、観音崎を過ぎて、ガラス張りの建物が目に入ってきたときに、「ここだ!」と心が躍った。その日は、予定があったので、家に帰って、ゆっくりとHPを覗いてみると、1ヶ月後、イラストレーターの平澤まりこさんのワークショップがあることを知った。
参加対象は、5歳から。その月に5歳になる上の娘が、ようやっと参加できると、すぐに申し込みをした。ワークショップのタイトルは、『海みたいなモビール』で、海の中をあらわすモビールを作るというもの。この春は、なんだか、モビールに縁がある。






5月30日。

時折、小雨が降る寒い日。
張り切りすぎたのか、だいぶ早い時間に美術館に到着。集合の時間まで、美術館の周りを散策しようと歩いてみる。建物と海を背景にしたランドスケープがとても美しい。
海に面したガラス張りのワークショップ室は、すばらしいの一言。きれいで開放的で、なおかつ機能的。いいなあ、ここ。
ガラスにへばりついて見ていたら、早い時間にも関わらず、中に入れてくれた。中では、まだ準備中で、平澤まりこさんが、白いペンを片手に、ガラスに海の生き物を描いていた。次々と描かれるイラストを、上の娘、時折平澤さんを交えて、あーでもない、こーでもないと話しながら、開始を待つのは楽しいひととき(下の娘は、夫と観音崎自然博物館におでかけ中) 。
ワークショップは、海に落ちていた流木やガラス、貝殻、布などを使って、思い思いに海の中のモビールを作るというもの。豊富な材料や道具に、目移りしながら、パーツ作りや、モビールのバランスとりなど、こどもそっちのけで、つい大人が夢中になってしまう。
充実したプログラムは、楽しくて、あっと言う間の2時間。最後は、みんなの作ったモビールを、窓辺に飾って、ガラスの向こうに見える海と一緒に眺める。それぞれ上手なモビールだけど、改めて、平澤まりこさんの作ったモビールは、随所に工夫が見られて、うまいなあ、の一言。

この充実したワークショップは、なんと参加費は無料。横須賀美術館が開催するイベントやワークショップは、そのほとんどが無料で、内容もよくすばらしいなあと思う。



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7月17日。

1ヶ月ぶりに横須賀美術館へ。
前回来たときは残念なお天気だったけれど、今回はいいお天気。青い空と海に、鮮やかな芝生のグリーン。外にいるだけでも、本当に気持ちがいい。
今回のお目当ては、『ブルーノ・ムナーリ展』。グラフィカルで美しい色彩の絵本作家として有名な、イタリアのブルーノ・ムナーリは、大人にもファンが多く、私も然り。カラフルな絵本も大好きだけど、『木をかこう』『太陽をかこう』の絵本など、絵本というかすばらしい本だと思う。

『ブルーノ・ムナーリ展』は、その半分が触れる展示。最初に、触って体験する部屋があって、こどもから大人までが、ムナーリの描いたパーツを組み合わせたりしながら、遊んでいた。わが家の娘たちも、絵を組み合わせて、物語を作ったりしながら、“いい遊び場”といわんばかりの楽しみよう。
大きな書店でしか揃わない絵本も、手にとって自由に眺めることができて、小さいながらも、ムナーリファンにとっては大満足な内容。

ムナーリ展と同じくらい楽しめたのが、同時に開催していた『鉄の響』の展示。
鉄を使った楽器が美術館の庭や展示室など、あちらこちらにあって、自由に音を奏でることができるのだ。鉄の塊をたたいたり、転がしたりして、音がでるのは、娘たちにとっては楽しくて仕方がない遊び。作家の原田さんに見込まれた(?)下の娘は、楽器の間をちょこちょこと動き回っては、様々な音色を奏でていた。






横須賀美術館の素晴らしい建物。真っ白な建物に、美しい形で切り取られた窓からそそぎこむ光。
屋上から見る海。ミュージアムショップやレストラン、どれをとっても素晴らしい。





美術館のあとは、姉家族のところへ。この日のもうひとつの目的、久里浜の花火大会を見るため。
人ごみを気にせず、お外でバーベキューをしながら、空がピンク色から蒼色に変わった頃、悠々と花火鑑賞。まじかに見る大きな花火に、娘たちも大喜び。小さなこどもと一緒だから、本当にありがたいセッティング。




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8月1日。

下の娘の七五三の写真の前撮り。
朝の8時にスタジオへ。始めてのことに慎重な上の娘のときは、写真だけでも一日がかりだったので、どうなることかしら・・・・?の親の心配は他所に、下の娘がなんとあっぱれだったことか。
お化粧、着付けは言われた通りに、てきぱきとこなし(お化粧してもらっている間は、鏡に映る自分を見て、うっとりとする余裕まで)、数あるポーズを微動だにせずにとって、カメラにむかってにっこり笑顔。
私が近くにいなくては泣いてしまってたいへんだった上の娘のときと違って、夫も私も上の娘も、出る幕なし。ソファーに座って、あっぱれな下の娘の姿を、ただただ感心してみているだけ。
最後に、自然光の中で、娘ふたりと家族全員の写真をとって、おしまい。盛りだくさんの撮影だったのにも関わらす、着付けから掛かった時間は、なんと40分!
普段、きかんぼうで暴れんぼうの下の娘が、なんとお利口さんだったことか!びっくり仰天な七五三の撮影だった。上の娘の姿を常に見ているからこその姿なのだろう。最後は、おねえちゃんにお着替えさせてもらって、下の娘は「ばいば〜い」と軽快に手を振って、スタジオをあとにした。

スタジオをでたのは、9時前。午前中いっぱいを予定していた撮影が、思いのほか早く終わってしまって、さて、なにをしよう?
お天気もいいから、海にいこうと話が決まって、荷物をまとめて、観音崎へ。





車をよこすか美術館に停めて、ボードウォークをてくてく歩いて、観音崎公園へ。
岩場のタイドプールは、こどもたちの楽しい遊び場。お魚を捕まえたり、浮き輪につかまって、沖へでたり。1時間ほど海遊びを楽しんで、暑い太陽で火照った体を冷ますため、横須賀美術館へ。娘たちは、勝手知った顔で、鉄の楽器を奏でたり、ブルーノ・ムナーリの部屋で遊んだり。ごく自然に、思い思いに時間を過ごせる場所。
年間パスポートを持っているので、いつでも来ることができるわが家のお気に入りの場所。





朝6時に起きてから、盛りだくさんの一日。帰りの車で、下の娘が力尽きて、眠っていた。おつかれさま。
横須賀の帰りに、イオンでおまけのイッタラのマグネット欲しさに大人買いしたペプシ。満足、満足。





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